
イッツ・ア・スモールワールド It's a Small World
人々の普遍的な願い・・・世界が平和であること
このアトラクションは、1964〜65年にかけて開かれたニューヨーク世界博で、ディズニーがユニセフの為に制作したものなのだ。 大人気だったこのアトラクションは、博覧会が終了する時、これは残すべき!という声が多くあったことを受け、そのままカリフォルニアのディズニーランドへ移設。
東京ディズニーランドではグランドオープニング時から沢山のゲストを、『世界で一番幸せな船旅』へ案内してくれる。
まず建物自体の外観をよく見てみると、フランスのエッフェル塔・日本の三重塔・オランダの風車・ ギリシャのパルテノン神殿・イタリアのピサの斜塔・イギリスのビックベンと各国の有名な建造物が隠れていることに気がつく。
そして建物中央には噴水が。この噴水は全部で7つ出ているのだが、これは世界の7つの海を表している。
さらに、毎時00分/15分/30分/45分に中央のからくり時計から世界中の子供達が出てきて時を告げてくれるのだが、この人形の数は24体。 つまり、一日の時間を表しているという訳だ。
そして中へ入ってみると大陸ごとにエリアが分かれていることに気がつくだろう。 ヨーロッパ→アジア→アフリカ→中南米→オセアニアと船は進んでいく。 各国の子供達が、それぞれの国の民族衣装を着て、それぞれの国の言葉で"It's a small world"を歌っている。
最後のエリアでは全ての国の子供達が白い衣装を身にまとい、世界中の子供達がこうして手をつなぎ支え合い、 助け合い、笑い合えるようにとの願いを、訪れた全てのゲストへメッセージとして残しているのだ。
キャストを支えるストーリー
キャストが着ているコスチューム、あれ?船旅のどこかで見た気がする・・・。
エリアはヨーロッパ、イタリアのゴンドリエがキャストのコスチュームのモデルだ。『世界で一番幸せな船旅』の案内役にはもってこい、ですね。
あふれる情報にもスジを通す
上のバックグラウンドストーリーを読んで頂いて、どう感じましたか?
多分、多くの方が知らなかったと思う様な情報が沢山あったのではないでしょうか。
秘められた情報は多い程、何度も足を運びたくなりますし、魅力も増しますよね。
しかし、この多くの情報にはひとつ注意が必要です。
当然ですが、多くの情報にはその根元を束ねているストーリーが存在しています。 そのストーリーから外れてしまう様なものまで情報として置いておくのは、その他全てのストーリーを彩るものを壊してしまうことになります。
"イッツ・ア・スモールワールド"というこのアトラクションには、 全ての情報を束ねる『世界が一つになり、平和が訪れることを願う』という根本のストーリーがあります。 全ての情報は、このストーリーに乗っ取って存在するからこそ意味を持ち、魅力を倍増させることが出来ているのです。
なんでも情報は多ければ多い程いいのか?というと、NOな訳です。
ただやみくもに、これは良いと思ったから飾ろう、これは沢山置いておきたいからそうしよう、 では最終的にお客様にはもちろん、働いている人たちまでも大切な根本のストーリーを忘れてしまいます。
簡単に言ってしまえば、ミッキーは人気だし、居たらゲストも喜ぶだろうから"イッツ・ア・スモールワールド"にも入れた方がいいよね、 と入れてしまっては、結局このアトラクションが伝えたいメッセージ、ストーリーはなんなんだ?と皆頭をひねってしまう、ということです。
本当にこれは必要か?うちの店に足りないものは何だ?と考える時には、必ず自分のお店の大切にする根本のストーリーから答えを導きだしてみてください。 そうすればお店のストーリーはより輝きを増しますよ。







































